今朝報道された工藤勇人君のニュース

今朝報道された工藤勇人君のニュース。このニュースは何も珍しい例ではありません。世界中に掃いて捨てるほどあるいじめの現実の一例でしかありませんし、この加害者も特に悪質ではありません。たまたま被害者の死という痛ましい結果になったため表面化し、裁かれただけの話です。このニュースで、最も注目すべきは退学後に暴行殺人事件が起きたということです。

小3から大学2年まで被害に遭っていた私の例で言うと、宮崎の高校から東京の大学に進学し、家族にも学校関係者には絶対に連絡先を教えないよう口止めし、片手の指の数以下の友人にだけしか連絡先を教えず「これでいじめから逃げられる!」と油断してしまいました。ですが、すぐに同じく東京の大学に進学していた加害者に見つけ出され、いじめが再発してしまいました。

このように、いじめ加害者はプロの探偵やストーカー顔負けの調査能力と、スッポンやDV夫のような執念深さで、一度被害者に噛みつくと、ガッチリと固く加え込み、何があろうと、大人や周囲がどんなに引き離そうとしても、決して離そうとしません。弱りきった被害者の体力では、その加害者の鉄の顎から逃れる術はありません……。

ですので、今被害を受けている皆さんは加害者のこの性質をしっかりと理解し、決して大学進学時の私のように、油断したりせず、どんなに加害者と離れられたと思っても、最低でも一年は、決して油断せずいつでも逃げれるように備えておいてください。

可能であれば、私がそんな深刻な被害を克服し、一生絶対にいじめられない人間として自分を変えた方法から描いたいじめ克服マニュアル小説『星空マウス』を読んみてください。大きめの図書館なら入ってる場合が多いですし、書店やアマゾンで取り寄せも可能です。もし、どこにもない場合は、小説としては未完成ですが私のHPでいじめ克服マニュアル小説風バージョン『星空マウスと凍える虎』を現在も無料公開中ですので、そちらでも構いません。もし、自殺を考えるほど追い詰められているなら、死ぬのを少しだけ先伸ばしして、騙されたと思って読んでみてください。

とにかく、油断をしている時に噛みつかれるのが一番痛いです。加害者は君の想像をはるかに超える執念深さをもつ暴力ストーカーです。決して油断しないでください。

ぼくは、ぼくだけは何があろうと絶対に君の仲間だ。だから、何とか生き延びて! 同じ地獄を生きた戦友だ。これ以上戦友が死んでいくのを黙って見ているなんて耐えられない。だから、お願いだから生き延びて! ぼくも、こうして地獄をいきのびたから。君にこの言葉を伝えるためだけに、こうして生き延びたから

工藤勇人君、そして死んでいった多くの戦友の冥福を祈ります。

       中園直樹